三重県度会町が、平成六年から整備を進めてきた、
県道伊勢大宮線(鮠川地内)と、県道度会玉城線(棚橋地内)を
結ぶ「ふるさと農道」(延長四・八五キロ)が開通し、
十一日に同農道鮠川地内で開通式があった。
中村順一町長や町議会議員、村林聡県議会議員ら約五十人が出席し、
開通を祝った。
式では、中村町長が「皆さんの力が結集したおかげ。
これを機会に道路の維持管理をしっかり支えて運営に当たりたい」とあいさつ。
来賓の祝辞やテープカットに続き、出席者らが通り初めをした。
完成した農道は、全幅員七メートル、車道幅員は五・五メートル。
ふるさと農道緊急整備事業の一環で、事業費が大きくなるため、
二地区に分割して事業申請した。平成六年から着手し、
約十九年の歳月と三十億五百十万円の事業費を要した。
農業農村の振興と定住環境の改善が主要な目的だが、
伊勢自動車道玉城インターチェンジ(IC)へアクセスしやすくなるため、
農業振興のための産業道路、水害時の迂回(うかい)路、
地震時の避難経路など、多目的な活用が期待されている。
ソース(
伊勢新聞)
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