
【一般公開中の旧林崎文庫の建物=伊勢市宇治今在家町で】
写真=伊勢新聞
三重県伊勢市の伊勢神宮内宮近くにある国史跡旧林崎文庫(同市宇治今在家町)が、三十日まで一般公開されている。江戸から明治の時代にかけて地元住民や神職たちが学んだ講堂や書庫の建物、文庫の歴史を伝える石碑などが見られる。公開時間は午前十時から午後三時までで入場無料。
神宮司庁が管理し、毎年春と秋の年二回、一般公開している。同庁によると、同文庫の発祥は江戸初期で現存の建物は文政六(一八二三)年の移築からのもの。敷地面積は約四千六百平方メートルで、講堂と書庫を渡り廊下でつないだ建物や門、土塀、四つの石碑がある。
建物には入れないが、畳敷きの講堂や扉を開けた書庫の中を外からうかがえる。石碑の碑文は、本居宣長が同文庫の由来を記した「林崎ふみくらの詞」などで、解説を掲示している。
ソース(伊勢新聞)
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