県立鳥羽高校の一年生二人が二十三日、職場体験学習で鳥羽海上保安部の巡視艇「まきぐも」に乗船し、操船方法などを教わった。
小寺良輝君(15)と押田稔人君(15)の二人で、モニター上に映し出された海図やコンパスを見て方角や航路の安全を確認したり、かじ取りをしたりするなど操船方法や機器について説明を受けた。
まきぐもは、全長二十三メートル、総重量一二三トンの国内で二番目に古い巡視艇。伊勢湾の出入り口である伊良湖水道の安全確保が主な任務で、同水道を通るプレジャーボートなどに大型船が接近すると、警告を出すなどしている。
天気晴朗で波も穏やかな中、生徒たちは鳥羽港を出て答志島を東回りに一周した。父親が漁師という小寺君はかじ取りについて、「運転している感覚が伝わる。(漁船とは)かじの回し方が違った」と話した。
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