二十五日に発表された女子バレーボールのロンドン五輪出場メンバー。
志摩市志摩町出身の山口舞選手(28)=岡山シーガルズ=も、
晴れ舞台に立つ十二人の一人に初選出された。
県内出身者で同五輪出場者に選ばれたのは、
女子レスリングの吉田沙保里選手に続いて二人目。
地元は喜びに沸いた。
「選ばれると思っていたけれど万が一のことがあるから気が気でなかった。ほっとした」。
地元で設立された「ロンドン五輪出場山口舞選手を応援する会」の
会長を務める浜口茂之・市バレーボール協会長(68)は、
朗報に胸をなで下ろした。
会は、十三日に設立され、市教育委員会と協力して、
地元でバレーボールに打ち込む小中学生計約三百人に、
市旗二枚に山口選手へのメッセージを書き込んでもらっている。
七月三日に、浜口さんが岡山市に向かい、直接、山口選手に手渡すつもりだ。
「後輩たちの気持ちをしっかり伝えたい」と話す。
志摩町の和具中学校の女子バレーボール部で山口選手を指導した
現布施田小教諭の中村直樹さん(49)=は
「高い目標を掲げて、実現してきた。その力強さをロンドンでも見せてくれるはず」と
エールを送る。
志摩市も、応援に向けて準備している。
市役所などに懸垂幕を掛けるほか、市内七カ所に計百本ののぼり旗を立てて、
応援ムードを盛り上げる。
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