札幌市で開催中の「さっぽろ雪まつり」で、伊勢市や伊勢商工会議所、市観光協会などでつくる御遷宮対策委員会が出展した大雪像が注目を集めている。伊勢志摩のPRブースでは、和菓子の「赤福」が開催二日目の六日に早くも品切れ状態となるほどの盛況ぶりだ。
伊勢神宮の式年遷宮の奉祝とPRのために出展した大雪像は、幅二十五メートル、奥行き二十メートル、高さ十五メートル。「伊勢 神話への旅」と題し、みこや神馬、神鶏などの雪像で、伊勢の神話の世界を表現している。夜間は赤や青、黄色の光で照らし出すライトアップの演出もある。
市の担当者によると、五日の開会式は吹雪に見舞われたが、式典後は一転して好天に。北海道のメディアも伊勢の大雪像を大きく取り上げ、終日、大勢の来場者でにぎわっている。
伊勢志摩の特産品販売ブースには来場者が入りきれず、外に長い行列も。観光パンフレットはあっという間になくなり、追加発送を待っている状態という。
対応に追われる市の担当者は「数ある雪像の中で一番と言ってくれる人や、伊勢に来たいという声も多く、予想以上の反響。問い合わせに追いつけず大変です」と大慌てだ。
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