度会町はこのほど、伊勢市小俣町明野の陸上自衛隊明野駐屯地航空学校で、
関係機関特別研修を実施した。
同町として初の取り組みに、役場庁舎内で業務に当たる五十六人が参加した。
職員を三班に分けて、六月二十、二十五、二十七日の三日間実施。
整列や敬礼、行進などの基本教練に加え、CRM(クルーリソースマネジメント)研修では、
業務達成のため全ての人員や機器、情報を効果的に活用する大切さや、
情報伝達の重要性を学んだ。
防弾ヘルメットや弾奏ベルトを身に着け、非常食などが入った約十キロの
リュックを背負った歩行訓練や、包帯の巻き方、止血の方法などの
実技講習もあった。
これまでも新人研修や役職、職種に応じた研修はあったが、
「アクティブな職員になってほしい」という中村順一町長の意向で、
昨年秋から企画。度会町の自衛隊協力会と中村町長が呼び掛け、
同駐屯地の協力で実現した。
職員らは「仲間意識の醸成や、協調できる可能性が大きくなるように感じた」
「普段からのチームづくりと、リーダーの的確な指揮が必要」などと
意欲的な感想を述べており、中村町長は「これを機会に仕事に対する
意欲を持ち、住民サービス向上につながれば」と期待を寄せていた。
ソース(
伊勢新聞)
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