岩穴に生きたアユを投げ入れて農業や漁業の吉凶を占う神事
おんべまつりが七日、大紀町滝原の大滝峡であった。
地元の漁業者ら十二人が、順に岸から八メートル離れた大岩の
直径八十センチほどの穴を狙い、今月から一年間の運勢を占った。
アユが穴の中に入ると周りから「大吉」の声が掛かり、見物客から
歓声が上がった。
七、八月など五つの月が大吉になり、穴をわずかに外した
九月の占いは中吉と出た。
祭りはアユを神に奉納して豊作や豊漁を願ったのが起源で、
おんべという言葉は「御贄(おんにえ)」がなまったものと
伝えられている。
ソース(
中日新聞)
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