
二十一日投開票の参院選で、志摩市選挙管理委員会は二十日、
期日前投票を既に済ませていた四十代の男性有権者一人に、
選挙区と比例代表の投票用紙を再度交付し、
二重投票を許してしまったと発表した。
市選管職員が、投票済みかの確認をしないまま、投票用紙を
渡したのが原因。
この男性は、二回投票したことを認めたという。
市選管によると、五日に期日前投票を済ませた男性が、
十九日に再度期日前投票所に現れた際、投票済みでないかどうかの
確認を十分しないまま、誤って投票用紙を交付し、
二度目の投票が行われた。
その後、職員がその場で二重投票に気付き男性に尋ねたところ、
二回投票したことを認めたという。
公職選挙法では、有権者に投票した候補者名や政党名を尋ねることは
できない。
このため、どれが二重投票の用紙か確認するすべがなく、
二重投票でも投票総数に数えられる。
投票の際は通常、パソコンに有権者の情報を打ち込んで本人確認や
投票済みかどうかを調べるが、この日は十分確認する前に投票用紙を
渡していた。
市選管の西村仁委員長は「市民の皆さまにおわびを申し上げます
とともに、今後このような誤りを繰り返さないよう、適正な選挙事務の
執行に努めてまいります」とコメントした。
県内は十九日に、桑名市選管が投票用紙の誤配布を行ったと発表するなど、
選管のミスが相次いでいる。
ソース(
伊勢新聞)
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