日本中から注目を集めた第六十二回神宮式年遷宮の
クライマックス「遷御の儀」が五日夜、
伊勢市豊川町の伊勢神宮外宮で終了した。
外宮神域入り口の表参道火除橋前には、
ご神体が移ったばかりの新しい正宮に
いち早くお参りしようと、
六日の夜明け前から大行列ができた。
午前五時に一般参拝が開始され、
二千人超とみられる人が次々と橋を渡った。
地元団体でつくる御遷宮対策事務局は、
同橋前と北御門口側の二カ所で、
約五十人のボランティアと共に法被姿で参拝者を迎えた。
用意した記念の紙札一万枚は、同九時前になくなった。
奥野勇同事務局長は、
「内宮(の遷御の儀翌日)に匹敵する数では。
両宮合わせてお伊勢さんという感覚が根付いてきた」と
話し、内宮の時と比べて地元住民の姿が目立つとも語った。
早朝参拝した市内在住の加藤フミさん(82)は、
前日、旧正宮に最後の参拝をしたという。
新しい正宮を拝んだばかりで「神々しく尊かった」と
感激していた。
ソース(
伊勢新聞)
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