マダイの腹にワカメを詰めて丸焼きにした正月用の商品「めでたい焼」の出荷が、
尾鷲市三木浦町の水産加工会社「三和水産」でピークを迎えている。
同町はマダイの養殖が盛んな漁師町。
めでたい焼は、養殖場で水揚げしたタイの腹を割かずに内臓を取り出して一晩塩漬けにし、
ワカメを詰めて焼き上げる。
ワカメは昨年まで岩手県三陸産の商品を購入していたが、今年はできる限り県内産の素材を
利用しようと、鳥羽市答志島産のワカメを使っている。
焼き上がったタイは真空パックに包み、冷凍して出荷する。焼き上げ時と変わらない磯の香りと、
白身のしっとりした食感が魅力という。
小川康成社長(50)は「昨年は台風12号の影響でマダイの確保に苦労したが、
今年は大きな災害もなく、元気に育ってくれた。
おいしいタイを味わって、新しい一年を迎えてもらいたい」と話す。
申し込みの受け付けは二十日まで。
タイの大きさごとに大中小があり、四千二百~五千二百五十円。
元日に届ける特大サイズの「ついたち鯛(だい)」(七千円)もある。
問い合わせは三和水産=電0597(28)2336=へ。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20121206/CK2012120602000017.html
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