新年に向け、民家の玄関に飾り家族の健康などを願う伊勢地域伝統のしめ縄作りが、
玉城町中角(なかつの)、農家角谷泰さん(68)の作業場で大詰めを迎えている。
しめ縄は、七月に刈った柔らかい緑色の稲わらと、秋の収穫後のわらを織り交ぜて作る。
作業は九月から本格的に始まった。
角谷さんと長男の吉崇さん(35)が縄をない、
地元の主婦らが「蘇民将来(そみんしょうらい)子孫家門」「笑門」と書いた木札や、
ダイダイ、ウラジロといった飾りを手際よく取り付けている。
今月下旬までに玄関用をはじめ、用途別の二十五種計二万五千個を作って用意する。
しめ縄はおはらいをして出荷。
伊勢志摩地方のスーパーの店頭などでは既に今月一日から並び、販売が始まっている。
正月のしめ縄は松の内に外すのが一般的だが、伊勢地域では一年中掛ける。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20121205/CK2012120502000008.html
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