奈良県明日香村の県立万葉文化館で22日、古代の文化を考える
「万葉の日記念フォーラム」(読売新聞大阪本社後援)が開かれ、
「『遷宮』にみる日本―記紀・考古学の統合に立って」をテーマに、
中西進名誉館長と、県立橿原考古学研究所の菅谷文則所長が対談した。
今年が遷宮の年にあたる伊勢神宮(三重県伊勢市)と出雲大社(島根県出雲市)
についての考察に、約230人が耳を傾けた。
同館が2001年9月15日に開館したのを記念し、「万葉の日」と定め、
毎年この前後に開いている。
菅谷所長は、古代から遷宮が多く行われてきた歴史を紹介し、中西名誉館長は
「魂は同じ場所で鎮まっていると力が衰えると考えられ、鎮座する場所を
隣に変える象徴的な遷宮が繰り返されてきた」と解説した。
宇陀市の主婦増井啓子さん(68)は「遷宮の歴史は興味深い。来月、
伊勢神宮に行ってみたい」と話した。
ソース(読売新聞)
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