伊勢市の伊勢神宮で22日、秋季神楽祭が始まり、
内宮神苑(しんえん)の特設舞台で舞楽が公開された。
神宮楽師らが、邪気を払って舞台を清める舞「振(えん)鉾(ぶ)」、
仮面を着けた中国の武将の舞「蘭陵王(らんりょうおう)」、
雌雄の龍が舞い遊ぶ「納曽利(なそり)」を演じ、舞楽の最後に楽器の
演奏だけを行う「長慶子(ちょうげいし)」が披露された。
秋空の下、舞台前には多くの参拝者が詰めかけ、ゆったりとした笛、
太鼓の音や優美な舞に酔いしれていた。
24日まで、午前11時と午後2時の2回行われる。
雨天は、参集殿奉納舞台で午前11時からの1回となる。
ソース(読売新聞)
神宮で神楽祭り みやびな舞、きりり伊勢市宇治館町の伊勢神宮内宮神苑で二十二日、
国民の平安を祈って舞う「秋季神楽祭」が始まり、
色鮮やかな衣装に身を包んだ舞人らが、
みやびやかな音楽に合わせて勇壮な舞を披露した。
二十四日まで。午前十一時と午後二時からの二回。

写真=伊勢新聞
【大勢の観客を魅了した舞楽「蘭陵王」=伊勢市宇治館町の伊勢神宮内宮で】
この日は、邪気をはらい舞台を清める「振鉾(えんぶ)」から始まり、
「蘭陵王(らんりょうおう)」「納曽利(なそり)」舞を
伴わない舞楽曲「長慶子(ちょうげいし)」の四曲が公開された。
「蘭陵王」は、中国北斉の蘭陵王長恭の武勇をたたえて作られた舞楽。
美しい容姿の蘭陵王が、いかめしい仮面を着けて戦場に臨んだことにちなみ、
舞人が龍頭をいただいた仮面を着け、右手に金の桴(ばち)を持って力強く舞った。
「納曽利」は、雌雄の龍が舞い遊ぶ様子を表現した舞といわれている。
吊顎に長い牙をむいた龍のような面を着け、もえぎ色を基調とした
衣装の舞人二人が呼吸を合わせて、二匹の龍が楽しげに遊ぶように演じた。
ソース(伊勢新聞)
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