伊勢市二見浦の海水から作る「岩戸の塩」の生産者や地元の関係者らが
十日、同市二見町江の二見興玉神社に、「岩戸の塩」二百袋(一袋百二十五侃覃_)と、
同塩を使った「塩ようかん」五十本を奉納した。
一年の無事を感謝するもので、今回で十四回目。
そろいの赤いちゃんちゃんこを羽織った十四人が、輿(こし)に載せた
奉納品を担ぎ、本殿に納めた。
二見浦では、かつて塩作りが盛んに行われ、伊勢神宮で使用する塩を
作る御塩殿(みしおでん)もある。
これにならい、地元では平成九年から、近くの神前海岸でくみ上げた
海水を煮詰め、焼き上げる伝統的な塩作りに取り組んでいる。
地元の菓子屋五十鈴勢語庵では、この塩を使用した「塩ようかん」も開発した。
同市同町茶屋の旅館岩戸館で「岩戸の塩」を製造する百木良太さん(32)は、
「この塩は精製しないので、うま味が強く浄化作用もある。
伝統を守り、感謝の気持ちで塩を作り続けたい」と話していた。
ソース(
伊勢新聞)
[0回]
PR