三重県鳥羽市沖の観光施設「イルカ島」で人気を集める水生動物二種の
各ショーに、今春入社した新人飼育トレーナー二人が出演を始め、
気を吐いている。
バンドウイルカ担当の伊藤竜さん(24)=志摩市大王町船越=と、
カリフォルニアアシカ担当の山下侑加さん(20)=大阪府東大阪市出身。
ともに動物好きで、伊藤さんは製造業勤務を経て、
山下さんは飼育トレーナーの専門学校を経て入社した。
島内ではイルカ五頭、アシカ三頭を飼育し、ショーはイルカが一日四~七回、
アシカが一日六回ある。二人は先輩四人に教わりながら技能を身に付け、
五月下旬に初舞台を踏んだ。現在は先輩らと交代で日々のショー運営に
携わっている。
飼育トレーナーは出演動物にジャンプやバトン回しなどを指示し、
その運動能力を観客に披露しつつ、生態も解説する。
二人はデビューから一カ月半がたち、動物との息も合ってきた。
軽妙な語りで客席を盛り上げる場面もある。
山下さんは「初舞台でアシカがプール内の葉っぱをかじって遊び
始めたときは慌てました」と笑顔で振り返りつつ、
「私のショーが一番とお客さんに思ってもらえるレベルに高めたい」と
意気込む。
伊藤さんは「指示通りに動物が動き、お客さんが驚いたり、
笑ったりしてくれるとうれしくなる」と仕事の魅力を話し、
「先輩を見習い、一日でも早く追いつきたい」と抱負を語った。
ソース(
中日新聞)
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