伊勢市豊川町の伊勢神宮外宮にある博物館、せんぐう館(小堀邦夫館長)で
二十四日、伊勢神宮社殿の建築様式「神明造(しんめいづくり)」を
テーマにした企画展が始まった。
昨年に続き二回目で、今回は、社殿の用材を育てる宮域林などに焦点を当て、
写真と説明パネル計十四点の構成となっている。九月二十三日まで。
伊勢神宮は大正時代末期、内宮周辺の島路山と神路山に広がる宮域林で
途絶えていた用材のヒノキ調達を再開するために森林経営計画を始め、
今遷宮での一部再開につながった。
同展では戦前の宮域林の風景や植栽を写した貴重な写真で、その原点を
振り返る。
また、両宮で昨年五月下旬の檐付(のきつけ)祭から同七月下旬の
甍(いらか)祭までの間に実施された、屋根のカヤぶきの工程や、
度会町でのカヤの調達に関しても紹介している。
入館料は一般三百円、小中学生百円。第四火曜休館。
ソース(
伊勢新聞)
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