今年の「歌会始」の題「立」にちなむ特別展が、伊勢市の神宮美術館で開かれている。
人や動植物が立つ姿、「霧立つ」といった自然現象、「立志」「巣立ち」など物事の始まりや
人生の節目……。
「立」が表現されたり、関連づけられたりした41点を紹介する。
18回目の今年は、平山郁夫氏の「八雲立つ 出雲路古代幻想」、震災から復興した
神戸市を題材にした西田眞人氏の「染まる街」、中山忠彦氏の「青衣立像」といった
日本画や洋画、野々村一男氏のブロンズ像「風に立つ」などの彫塑(ちょうそ)、
秋山信子氏の人形「初舞台」などの工芸作品を一堂に集めた。
同館では毎年、新春の歌会始の題にちなんだ作品を各地の美術館から借り受けるなどして
展覧会を開いている。
3月24日まで(月曜休館)。大人700円。
http://www.isejingu.or.jp/museum/museum/museum.html
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