
【最後の美術展の出品を鑑賞する来場者ら=志摩市阿児町の阿児アリーナで】
写真=伊勢新聞
三重県志摩市内の絵画愛好家の作品を展示する「第十回志摩市美術展」がこのほど同市阿児町神明の阿児アリーナで始まり、多くの人が訪れている。
十年前、志摩市誕生を機に設立した市美術協会(山村森右衛門会長)が主催。十回目を機に、協会としては開催を終えることを知った人が市内外から多く訪れ、最後の作品展を名残惜しそうに鑑賞していた。 会場には、会員百六人が出品した油絵やパステル画、デッサンなど百六十六点の作品が並ぶ。市内の波切漁港や英虞湾などふるさとの風景を描いたもの、白い磯着の海女や人物画、静物画などが展示されている。
伊勢市から訪れた七十代の女性は「ここに来れば知り合いの作品や知っている人にも会えるのに、最後になるのはもったいない」と、残念がっていた。
同協会の運営委員は「協会としては最後となり残念。市民のための作品展なので、市の主催で続けてもらえれば」と、話していた。
美術展は二十八日まで。午前九時―午後六時(最終日は四時)。入場無料。
ソース(伊勢新聞)
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