尾鷲市向井の温浴施設「
夢古道の湯」が持つネットワークを生かし、
尾鷲市内の水産加工3業者の商品が全国の温浴施設6か所で販売されている。
新たに2業者が加わる予定で、販売施設も増やしていく。
「
夢古道の湯」では、全国の温浴施設と交流があることから
尾鷲の特産品をPRしようと、市内の業者に販売を呼びかけたところ、
3業者が手を挙げた。
昨年7月以降、神奈川、埼玉、兵庫、和歌山県の6施設に
「おわせ売店」のコーナーを設置。
カツオ節、イカの薫製、マグロの角煮などの販売を始めた。
店頭では、魚市場で魚を入れる木製のトロ箱に尾鷲ヒノキを敷き詰め、
商品を並べるなど、尾鷲らしさを演出している。
入浴客が買いやすいよう、1000円前後の商品を中心にそろえ、
多い施設で月5万円ほどの売り上げがある。
「
夢古道の湯」の坂本康之店長(54)は
「おつまみとして売れている。入浴後の休憩の時に手に取ってもらっているようだ」と
話す。
マグロの角煮を製造販売する、
尾鷲金盛丸の4代目村瀬晃健さん(37)は
「これをきっかけに、全国の人に商品を知ってもらえれば」と期待する。
今月15日には、参加業者が
伊勢神宮外宮に商品を奉納。
今後、奉納したことを明記したシールを商品に貼る予定で、
坂本店長は「伊勢神宮は式年遷宮で全国的に注目されている。
商品の知名度をアップさせ、尾鷲の観光客誘致にもつなげたい」としている。
ソース(
読売新聞)
[0回]