鈴鹿市、四日市市など北勢地域産の伊勢茶の初市が二日、鈴鹿市花川町の全農県本部北勢茶センターであった。同地域は県内の茶栽培面積の七割を占めている最大産地。
初市には亀山市の農家二軒から煎茶十商品の計四十二キロが出品された。商品の内訳は機械摘み七点、手摘み三点で、春先の寒さによる生育遅れが影響し、昨年より機械摘み商品が増えた。
生産者が見守る中、仲立ち人役の農協職員らが茶商三十社とそろばんで交渉。話がまとまると次々に手締めをした。今回の最高価格は一キロあたり一万五千円。平均価格は、機械摘み商品が増えたため昨年のほぼ半値の同七千百十六円だった。品質は病害や霜の被害がなく良好という。
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