伊勢市の伊勢神宮の式年遷宮で、市民が白石を運んで新正殿の
新敷地に敷く御白石持(おしらいしもち)行事は2日、5日目を
迎えた。
内宮の陸曳(おかびき)があり、10奉献団が内宮に向かった。
奉献団の一つ、京町親友会は、直径約2・1メートル、
高さ約2メートルの大木だるが特徴。奉献車に載せて引いた。
大木だるは、廃業したみそ屋から譲り受けた。
約50年前のたるで、同会青年団が約7年前から準備してきた。
正面に「献」、背後は「絆(きずな)」、左右には「京」の文字が
刻まれている。
この日は、市民約970人が参加し、伊勢市宇治浦田の
市営駐車場を出発。「エンヤー、エンヤー」の掛け声や、
木遣(きや)り歌を高らかに響かせ、おはらい町を抜けて
内宮に向かった。
同会の杉山謙三団長(66)は「20年前は、各奉献団と
同じ大きさのたるで奉納したが、変わったことがしたかった。
後世につなげていきたい」と満足そうだった。
引用元(毎日.jp)
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