三重県伊勢市豊川町の伊勢神宮外宮せんぐう館奉納舞台で八日、
神楽奏行百四十周年を祝う舞楽の公開があり、非常にめでたい曲とされる
「蘭陵王(らんりょうおう)」など、二演目が上演された。
舞楽の公開は九日までで、午前十一時からの一回のみ
(雨天時は、せんぐう館展示室)。
最初に、中国北斉の蘭陵王長恭の武勇をたたえて作った曲「蘭陵王」が演じられた。
舞人が龍頭をいただいた仮面を付け、右手に金色の桴(ばち)を持って勇壮に舞った。
続いて、もえぎ色を基調とした装束と高い鼻に鋭い目、ひげを蓄えた白い面が特徴の
「貴徳(きとく)」が披露され、鉾(ほこ)を手にした舞人が武将の戦う姿を力強く表現した。
明治五年七月に、皇大神宮祈祷所と大麻授与所が創設され、翌六年二月一日から
神楽奏行が始まった。
百四十周年を迎えた今年の二月一日には、伊勢神宮内宮で舞楽の奉納と
一般公開があった。
ソース(
伊勢新聞)
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