志摩マリンランド(三重県志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-1225)で
飼育展示中のホシエイが9月30日、飼育1万日を達成した。
空気ボンベを背負った飼育職員2人が、飼育1万日を記念して体長を計測した。

写真=伊勢志摩経済新聞
志摩マリンランドのホシエイ-飼育記録10000日
1986(昭和61)年5月15日に入館したホシエイは、同市大王町波切沖の
定置網に掛かった雌。
入館時の全長は約1メートル。
「飼育記録25年」で日本一を更新した2011年5月に計測したときには、
尻尾の長さを入れた全長2.85メートル、
尻尾を除いた体盤長2.05メートル、
体盤幅2.04メートルと畳2畳分以上の大きさにまで成長していた。
水温約20度、縦10メートル、横10メートル、深さ2.4メートルの
水槽では鼻先を水面に出しながら立つようにしてターンするが、
そのたびに愛らしい表情の顔を見せている。
来館者はその大きさに驚きながら、顔のかわいらしさにほほ笑んでいる。
ホシエイは軟骨魚網トビエイ目アカエイ科に属し、
本州北部から北海道と朝鮮半島沿岸域で生息。
座布団のような形をし、尻尾の付け根に毒針を持つ。
背面に星のような白い斑点が線を引くように並ぶのが特徴。
生態はまだ分かっていない。
体盤幅が8メートルに達するという同じエイの仲間トビエイ科の
オニイトマキエイ(マンタ・レイ)の大きさには及ばない。
1985(昭和60)年6月入館で飼育記録を更新する
東海大学海洋科学博物館(静岡県静岡市)の同じアカエイ科の
マダラエイに次ぐ。
同博物館の広報担当の手塚覚夫さんは
「ホシエイの1万日飼育記録はすごい」と称賛。
同館の里中知之館長は「ホシエイの飼育記録日本一は間違いないが、
世界の水族館でも例がないようなので世界一だろう。
『寿カンパチ』のように人気者になってほしい」と話す。
この日、飼育員2人が長いロープを持ってホシエイの体長を測定したが、
2011年当時とほとんど変わっていなかった。
開館時間は9時~17時。
入館料は、大人=1,250円、中高生=700円、
小学生=500円、幼児(4歳以上)=300円。
ソース(
伊勢志摩経済新聞)
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