鳥羽市池上町の国立鳥羽商船高等専門学校は二十九日、
商船学科の卒業式と海事システム学専攻科の修了式を開いた。
四年生の前期課程を終えると一年間の航海実習に出るため、
毎年九月に卒業式を開いている。
卒業は航海コース十五人、機関コース十三人と海事システム学専攻の一人。
藤田稔彦校長の祝辞を受け、航海コースの前田萌那江さんが
「実習では船舶運航の難しさや今後への覚悟ができました。
社会に出て壁にぶつかることがあっても諦めることなく乗り越えたい」と
答辞した。
式の最後には同校恒例のセレモニーで、
白い制服を着た卒業生が一列に並んで脱帽し、
在校生らに向かって「ごきげんよう」と叫び、
帽子を高く放り投げた。
卒業生は、在校生や保護者ら約七百七十人が見守る中、
晴れ晴れとした表情で母校を巣立った。
ソース(
伊勢新聞)
[0回]
PR