南伊勢町伊勢路の穂原神社(見並健一宮司)で二十九日、
来年十月十八日の本殿遷座祭に向け、造営作業の幕開けとなる
「木造始(こづくりはじめ)祭」が行われ、
見並宮司や氏子ら約三十人が、宮造りの無事安全を祈った。
遷宮後の伊勢神宮のご用材をもらい受ける予定で、
「本殿などの修理に使わせてもらいたい」と見並宮司は話す。
見並宮司(73)が神様を迎える降神(こうしん)の儀を執り行い、
曲尺(かねじゃく)など三器や木材料をはらい清めた。
造営する二業者の代表が、棟を支える大黒柱「棟持(むなもち)柱」を
模した丸太に、小さいなた「釿(ちょうな)」を
三回打ち入れるしぐさをした。
同神社は明治四十一年四月三十日に、穂原地区五集落の氏神を
合祀(ごうし)し、十七柱を祭っている。
本殿遷座祭は二十年に一度めぐり、仮殿を修復した後、
本殿を改修し、社務所を改築する。
氏子ら三十四人でつくる「穂原神社造営委員会」
(谷崎克與委員長)が準備を進めている。
ソース(
伊勢新聞)
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