三重県尾鷲市内の観光施設や鮮魚店、特産品店、仏閣など二十三カ所が、
観光客に休憩所や観光情報を提供する「まちの駅」として、
まちの駅連絡協議会(東京都)の認定を受けた。
二十七日に同市北浦町の尾鷲神社で認定を記念したイベントを催し、
紀勢自動車道延伸で増加が見込まれる観光客に気軽に市内に立ち寄って
もらえるようPRする。
まちの駅は、訪れた観光客に情報を提供したり、休憩に利用してもらったり
する観光拠点。
既存の店舗や施設を利用するのが特徴だ。
幹線道路沿いの「道の駅」とは違い、運営者や場所を問わず、
費用も掛からない。
自治体やまちの駅に賛同する個人などで構成する任意団体「まちの駅連絡協議会」が
独自の基準で認定している。
まちの駅は現在、全国に約千五百カ所ある。
県内には松阪市や伊勢市など七市に計三十二カ所あり、うち二十三カ所が
今回認定された尾鷲市内の駅。
記念イベントは、まちの駅の一つである尾鷲神社で
二十七日午前十~午後零時半まで開催。
休校した同市九鬼小学校で使われていた椅子を再利用し、休憩用の椅子として
青色のペンキを塗る体験企画「尾鷲ブルーチェアーイベント」がある。
青色に塗った椅子はイベント後、市内のまちの駅に設置する。
境内では、まちの駅に認定された鮮魚店や特産品店が屋台を出店する。
地魚のカツや天ぷら、塩焼きを串刺しにして、一本三百円前後で販売する
「食べ歩きファストフードイベント」がある。
二十七日以降、各まちの駅に目印となる木製の看板を設置し、
観光案内パンフレットを置いたコーナーを設ける。
まちの駅に認定された施設や店舗でつくる任意団体「まちの駅ネットワーク尾鷲」の
村瀬晃健(こうけん)会長(37)は
「まちの駅を訪れた観光客に楽しんでもらうことで、尾鷲全体の活性化に
つなげたい」と意気込んでいる。
尾鷲ブルーチェアーイベントは参加無料。二人以上のチームを結成して申し込む。
当日は汚れてもよい服装で参加する。
問い合わせは尾鷲観光物産協会=電0597(23)8261=へ。
ソース(
中日新聞)
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