鳥羽市観光協会や同市の料飲組合らでつくる
食の魅力開発事業実行委員会は十二日、
南伊勢町で養殖するクロマグロ「伊勢まぐろ」の
商品説明会を同市大明東町の商工会議所会館で開いた。
市内宿泊施設や飲食店の関係者ら約七十人が参加し、
赤身とトロを使ったすしを試食した。
地域食材の一つとして普及させようと企画。
観光協会の吉川勝也会長は「鳥羽の食の魅力の一つとして
伊勢まぐろへの理解を深めてほしい」とあいさつ。
養殖会社「ブルーフィン三重」の有竹等社長が
「伊勢まぐろは臭みがない」などと商品の魅力や養殖法、
名前の由来を説明した。
続いて、市内で「伊勢まぐろ」を取り扱うパール食品店(大明東町)の
藤原勝幸社長が小売価格や発注について話した。
参加者は、実行委が用意したすしを試食し、
価格や仕入れ時期など関係者に質問していた。
同市相差町などで宿泊施設を経営する上村浩一社長(62)は
「赤身もすごくおいしかった。
ネーミングも良く、地元の食材として魅力がある。
ぜひ使ってみたい」と話した。
有竹社長によると、昨年九月に出荷が始まった「伊勢まぐろ」は、
関西や中京圏を中心に全国へ出荷している。
「これを機に、鳥羽を訪れた観光客に料理を通して
伊勢まぐろの味を知ってほしい」と話していた。
ソース(伊勢新聞)
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