大阪方面と伊勢を結ぶ「伊勢本街道」の宿場町などとして栄えた
多気町相可(おうか)と、櫛田川を挟んで向かい側の松阪市射和、
中万(ちゅうま)の三地区をレトロバスでめぐるイベントが七日に開かれる。
発案側の相可に引っかけ、名付けて「桜花(おうか)の日」。
多気町観光協会の内田俊哉会長(50)は
「歴史ある町並みを見てもらえたら」と意気込む。
同町神坂の金剛座寺住職で町観光協会理事も務める
染川智勇(ちゆう)さん(46)が、昨年十一月にレトロバスを購入したのがきっかけ。
観光客が同町五桂のふるさと村に集中していることから、
レトロバスで相可など三地区にも来てもらおうと、
住民や町商工会なども協力して実行委を結成。
一カ月前から準備を進めてきた。
三地区は特産の水銀を使った伊勢おしろいなどの販売を手掛けた
伊勢商人の町として栄えた。
櫛田川を境に行政区域が違うこともあり、これまで観光での連携はなかったが、
今回多気町側から持ち掛けて実現する。
当日はレトロバスが午前十時から一時間ごとに午後二時までの五回、
ふるさと村を発着。
立ち寄る地域交流館「相可坊」に出る菓子などの露店で
利用できるチケット(大人千円、子ども六百円)の購入者を乗せる。
三地区では染川さんが車窓から町並みをガイドするほか、
相可坊周辺では自由散策も楽しめる。定員は各回十四人。
染川さんは「古い町並みとレトロバスがマッチするはず。
ぜひ足を運んで」と呼び掛けている。
語り部と一緒に相可と射和の町並み散策ができるウオークもある。
相可坊発着で、午前十時半と午後一時からの二回。
参加費は二百円。
問い合わせは、町観光協会=電0598(38)1118=へ。
ソース(
中日新聞)
[0回]
PR