三重県鳥羽市沖に浮かぶ名勝・三ツ島を地元旅館組合が今夏にライトアップする。
本土側から投光器を使い、八月に二十七夜連続で浮かび上がらせる計画だ。
伊勢志摩地域が伊勢神宮の式年遷宮で全国的に注目される中、幻想的な風景で
鳥羽の魅力をアピールする。
三ツ島は同市小浜町の東約五百メートルの沖合に、飛び石のように並ぶ
三つの小島。
こんもりと緑に覆われた愛らしい輪郭は紺ぺきの海に映え、鳥羽を代表する
自然風景だ。
計画するのは小浜町の宿泊施設八軒でつくる小浜旅館街活性化組合。
三ツ島の最寄りの本土高台に立つ加盟の鳥羽グランドホテル最上階の
八階ベランダ(海抜三〇メートル)から投光器で照らす。
使う予定の投光器は発光面が縦横二十五センチ四方と小型で、光源は
発光ダイオード(LED)のため省電力。
五十基ほど設置し、各島に向ける。
組合によると、構想は市主導で五年ほど前に浮上したが、立ち消えに。
設置が容易で電気代も抑えられる投光器が、その後開発されていることを知り、
組合主体でも実施が可能と判断した。
ライトアップは八月二~二十八日の各午後八時半~午前零時の予定。
組合長で鳥羽グランドホテル社長の上野哲男さん(55)は
「三ツ島の魅力をライトアップで再認識してもらい、鳥羽により多く人が
訪れるきっかけになればいい」と話している。
ソース(
中日新聞)
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