
戦国時代~安土桃山時代に活躍した戦国大名の蒲生氏郷
「松坂(まつざか)」といえば、メジャー残留か日本球界復帰か、その動向に注目が集まる松坂大輔。「松阪(まつさか)」といえば、なんといっても松阪牛(まつさかうし)。松阪牛とは黒毛和種の子を産んでいない雌牛のことで、日本三大和牛の一つに数えられ、三重県の松阪市(まつさかし)をはじめ津市、久居市、伊勢市、一志町、白山町、嬉野町など、旧22市町村で生産された牛を指す。そんな松阪を拠点に活躍した戦国大名といえば蒲生氏郷。織田信長や豊臣秀吉に仕え、松坂城を築城したことでも有名だ。先だっても、松阪の礎を築いたことを称える第51回氏郷まつりが行われ、武者行列が松阪市内を練り歩いた。
その蒲生氏郷の名を冠する記念レース「松阪競輪開設62周年記念(GIII)蒲生氏郷杯王座競輪」が、松阪競輪場(まつさかけいりんじょう)で今月17日~20日まで4日間開催される。
今回は3000人以上いる日本のプロ競輪選手のなかで、その頂点に君臨するS級S班の選手9名中3名が参戦(競輪選手のランク分けについてはこちら⇒
http://nikkan-spa.jp/267933)。競輪界屈指の自在型・浅井康太が、SS班の意地で地元の記念レース初優勝を飾るのか、それとも今年のGⅠウィナー・佐藤友和、山崎芳仁が、ここでも豪快なレースで決めるのか、その対決に注目が集まる。

松阪競輪場は1週400m、最大カント(傾斜)は34度25分29秒、ホーム直線43mと、スピード競輪の醍醐味が味わえるエキサイティングなコース
また、開催期間中は松阪牛を使った地元ホルモン屋などの松阪グルメが大集合するだけでなく、18日にはプロレス団体「ドラゴンゲート」が登場。吉野正人+土井成樹vsケイリンマン+ドラゴンキッド戦(12時20分ごろ~)など、ファンタスティックで迫力満点の試合だけでなく、リングで選手と遊べるイベント(子ども限定)も予定されている(11時ごろ~)。このほか、毎日1組に東京ディズニーランド入場券付ペア宿泊券が当たる抽選会も開催されるなど、期間中はレース以外のイベントももりだくさん。レースはもちろんだが、地域色豊かな催しも競輪場巡りの楽しみの一つだ。
46歳の女性が競輪学校の一次試験を突破したことが話題になったことも含め(最終合格者は12月20日に発表)、年末のKEIRINグランプリに向けて一段と盛り上がりをみせる競輪。そんななか行われる「松阪競輪開設62周年記念(GIII)蒲生氏郷杯王座競輪」炎のスピード対決の決勝は、20日の10時50分にスタートする。 <文/日刊SPA!取材班>
●松阪けいりん
http://matsusaka-keirin.jp/