伊勢市朝熊町の朝熊山頂にある休憩施設「朝熊山レストハウス」が、ゴールデンウイーク明けの五月七日から取り壊される。運営会社の三重県観光開発(宮脇栄治社長)は、跡地を芝生に改修し、七月末ごろから供用する予定。
朝熊山の有料道路、伊勢志摩スカイラインが開業した昭和三十九年からの建物で、当初は一階と二階がレストラン、三階がバス乗務員の休憩所だった。平成五年をピークに客足が衰え、十四年にレストランを閉めて二階以上は立ち入りできなくなった。一階部分は現在、飲食店と売店があり解体せず営業を続けるが、レストハウスの名称はなくす。
三連の独特の屋根の形は麓からも見え、山頂のシンボルとなってきた。同社は、「伊勢志摩スカイラインと言うとあの建物を思い出す方もいるので寂しいが、かなり老朽化したので、残しておくよりも芝生にして眺望を楽しんでもらえるほうが良い」とする。
取り壊しを前に、二十日から五月六日まで山頂で「第二回朝熊山春まつり」を開く。期間中、一階売店で建物と周辺の四季の風景を映した写真展「さよなら朝熊山レストハウス」を開き、県在住の運転免許証提示者に記念絵はがきを贈る。
ソース(伊勢新聞)
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