全国で初めて海女漁が県の無形民俗文化財に指定された鳥羽海女保存会と志摩海女保存会が19日、認定書を津市の県教委で受けた。鳥羽の上村照美会長(58)は「後継者問題が悩みの種だが、元気なうちは潜り続けたい」と意欲的で、志摩の三橋まゆみ会長(65)は「長年携わっている会員にとり、誇りとなる指定で励みになる」と喜んだ。
両保存会には、約900人の海女が加入し、海女漁を続けている。「鳥羽・志摩の伝統的素潜り漁技術」として平成25年度に新たに県指定文化財に指定。県は国の文化財指定やユネスコの無形文化遺産登録を目指している。交付式で山口千代己教育長(58)は「三重の歴史を未来に伝える貴重な文化遺産。保存活用して生活を守りつつ、後継者育成してください」と述べ認定書を交付した。
交付式ではこのほか、伊賀上野城下絵図など9件の有形文化財と、加太のかんこ踊りの1件の無形民俗文化財の関係者にも認定書を交付した。
ソース(MSN産経ニュース)
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