三重大学(津市)の練習船「勢水丸」を使った
海洋食文化実習航海が5日から7日まで、
熊野灘や三重県志摩市で行われている。
今回は三重大と鈴鹿医療科学大学(鈴鹿市)、
名古屋女子大学(名古屋市)の2~4年生17人が参加。
漁業体験や水産物加工の見学、
郷土料理作りなどを通して海洋資源や文化などについて学ぶ。
三重大では、全国の学生に呼びかけて2011年度から、
尾鷲地方で海洋生物と海洋環境の実習航海を行っているが、
志摩地方では今回が初めて。
一行は5日に勢水丸で松阪港を出港し、
熊野灘で底引き網などを使って生物採集。
6日は、志摩市の英虞あご湾にある同大学水産実験所で
採取した魚を調べたほか、
同市阿児町立神の削り節製造会社「久政」(橋爪政吉社長)の
工場でカツオ節の製造工程を学んだ。
三重大3年の伊藤雄一さん(21)は
「カツオをせいろでいぶしてカツオ節にする工程を見たのは初めてで、
とても勉強になった」と話していた。
7日は、同市志摩町の和具漁港でイセエビの網外し体験や、
同市文化会館で、てこね寿司ずしやアオサ汁など
志摩の郷土料理作りの実習を行う予定。
ソース(読売新聞)
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