
【工場内を見学するプログラム参加者ら=伊勢市の糀屋で】
写真=伊勢新聞
【伊勢】海外の大学院生や修了者を招き、伊勢や日本の文化を発信してもらう「『伊勢』と日本スタディプログラム」の現地研修が十二日、伊勢市の伊勢神宮外宮周辺で実施された。欧米と豪州から参加した十二人が三つの伝統的な建築を見て回り、説明を聞いたり写真を撮って、即時にインターネット上に公開した。
この日は皇學館大学の千枝大志助教が講師を務め、創業約二百年のみそなどの製造販売所「糀(こうじ)屋」、明治初期の切妻妻入り建築「小西萬金丹」、御師の家「丸岡宗大夫邸」の三カ所を巡り歩いた。
糀屋では工場内へ案内され、みそを発酵させる木だるや、そろばんなど古い商売道具を見学。オーストラリア国立大学博士研究員のネイザン・ウーリーさん(39)は、「日本に来たら景色や建物だけでなく、料理にも興味を持つ。ここはワイナリーのようなもので、きちんと英語で紹介したら面白い」と語っていた。
同プログラムは同市が同大学に委託している。参加者は先月二十四日から今月十四日まで滞在して、講義や現地研修を受けている。
ソース(伊勢新聞)


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