
映画や小説の舞台となった場所を紹介した観光ハンドブック「映画旅 文学旅 みえ」
写真=中日新聞
三重県は、神島を舞台に純愛を描いた三島由紀夫の「潮騒」をはじめ、小説の舞台や映画、テレビドラマのロケ地になった県内の名所を紹介する観光ハンドブック「映画旅 文学旅みえ」をつくった。
名作の世界に浸りながら、県内を散策してもらおうと初めて作成。潮騒のほか、伊勢市を舞台に高校生の恋を描いた橋本紡さんの小説で映画化もされた「半分の月がのぼる空」、中上健次さんの「千年の愉楽」など十七作品を取り上げた。ストーリーに加え、撮影に使われた場所や作品ゆかりの建物、グルメなどを写真を交えて解説している。
三浦しをんさんの小説を映画化し、五月に公開される「WOOD JOB!神去(かむさり)なあなあ日常」のロケ地となった津市美杉町も紹介。小津安二郎監督作品「浮草」のロケ地となった志摩市大王町、二〇一二年放送のテレビドラマ「運命の人」の撮影に使われた桑名市の六華園なども扱っている。
A5判三十六ページ。二万部つくり、県内の観光案内所や高速道路サービスエリア、近鉄の主要駅で配布する。三重県観光連盟のホームページ「かんこうみえ」では、デジタル版も掲載する。
ソース(中日新聞)


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