「あずきバー」や「あんまん」で知られる井村屋(津市高茶屋)が、
商品に使えない規格外のアズキを詰め込んだカイロを作った。
電子レンジで温めれば繰り返し使える冬の便利グッズ。

井村屋が無料配布している規格外のアズキを詰めたカイロ=津市で
写真=中日新聞
「日本を代表するアズキ食品メーカー」とのPRを
兼ねた催しで無料配布している。
井村屋は自社製品の大半にアズキを使用している。
仕入れ後の選別作業でひび割れや色、形がふぞろいで
処分対象となるものが一定割合出る。
その有効利用法として着目したのがカイロ。
他の豆より水分が多いアズキは保温効果に優れ、
最近は大手カイロメーカーからアズキを使った商品も出ている。
こうした流れから井村屋は、社名ロゴが入った
手のひらサイズの専用巾着袋を作製。
手始めに、昨年十月に本社で開いた催し「お客様感謝デー」で
来場者に自らアズキを詰めてもらう方法で配布した。
無料とあって次々とはける好評ぶりで、
十一月以降も津市や東京での催しで配り、
これまでに計三千個が人々の手に渡った。
今後もイベントなどで配る予定だが、
問い合わせを受けての提供や販売は今のところ対応していない。
担当者は「『販売すれば良いのに』との声も頂くが、
あくまでお客さまとのコミュニケーション手段の
一つとして活用したい」と少々悩ましげだ。
ソース(中日新聞)
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