三重県教育委員会は、子どもたちに郷土への関心を
高めてもらおうと作成した「ふるさと三重かるた」を
3月末から、県内の公立幼稚園、小中学校に配布する。
幼稚園段階から使える郷土学習の教材として、
昨年度から作成を進めていた。
かるたの枚数は44枚で、29枚は市町、15枚は
三重県の特徴を題材とした。
「鬼もおどろく大花火」(熊野大花火・熊野市)
「遠路はるばるお伊勢さん」(伊勢神宮・伊勢市)
「けんかじゃないよ ヤーヤだよ」(尾鷲ヤーヤ祭り・尾鷲市)
「船で漂流 ロシアまで」(大黒屋光太夫・鈴鹿市)
読み句は12音が基本。県内の小中学生1万2400人から
2万1612点の応募があり、有識者らの委員会が選定した。
読み札の表には読み句、裏には解説や市町の地図などを載せた。
取り札は表に読み句に応じた絵が描かれ、裏に題材名が書かれている。
2015年度までに、県内の公立幼稚園、小中学校に児童・生徒6人に
1セットずつ計7700セットを配布。
国語や社会の授業のほか、イベントなどでの活用を想定している。
県教委小中学校教育課は
「かるたで、子どもたちが三重の良さを発信できる力を育てたい」と
している。
(2014年2月5日 読売新聞)
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