二〇二〇年の夏季五輪の東京招致に向けて、一九六四(昭和三十九)年に開催された東京五輪の元日本代表選手らが十日、伊勢市の伊勢神宮内宮(ないくう)を参拝し、開催の実現を祈願した。
訪れたのは、スポーツ振興に取り組む元五輪選手が加入するNPO法人「日本オリンピアンズ協会」(東京)の会員有志ら八人。
会員の小野喬さん(81)が、前日に名古屋市内で開かれた協会の会合で参拝を呼び掛けた。小野さんは体操でヘルシンキ大会から四大会連続で出場。金を含む通算十三個のメダルを獲得し、東京五輪では日本選手団主将も務めた。
参拝後に小野さんは「東京では選手宣誓もしたので思いは人一倍深い。平和の祭典を日本で開催できるよう、日本の良さをアピールしていきたい」と話した。
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