
ウミガメの甲羅と飼育プールを掃除する参加者=紀宝町の道の駅で
写真=中日新聞
観光客が増える大型連休を前に、三重県紀宝町の道の駅ウミガメ公園で二十二日、ウミガメを飼育するプールの大掃除があった。管理費を出資する市民サポーターが初めて作業に加わり、カメがすみやすい環境を整えた。
道の駅の職員ら計十人が、直径六メートルと三メートルの二つのプールの水を抜き、アカウミガメなど三種類九頭の体重を測定。金属製のたわしを使い、壁の水あかやカメの甲羅に付いた藻をこすり落とした。
ウミガメ公園では昨年度、プールの維持管理態勢を整えるため、市民から資金を募る「ウミガメサポーター制度」を導入。協賛金三千円で半年、五千円で一年間、サポーターとして認定される仕組みで、清掃も体験できるようにした。
昨年夏にサポーターに登録された津市一志町の介護ヘルパー、出丸(いでまる)清美さん(46)は「カメが大好きなので、近くで作業するのが楽しい」と話していた。
プールの清掃費は一回二十万円ほど。現在、年三回にとどめているが、市民からの出資をさらに募って清掃回数を増やす方針だ。プールは入場無料。
サポーターの問い合わせはウミガメ公園飼育棟=電0735(32)3686=へ。
ソース(中日新聞)
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