
ヤマツツジの花で赤く染まった大平つつじ山=大紀町崎で
写真=中日新聞
三重県大紀町崎の大平つつじ山で、ツツジ科の落葉低木・ヤマツツジの花が見頃になり、山肌を赤く染めている。今週末に開花のピークを迎える見込み。二十七日午前十時から、花を眺める催し「大平つつじ山まつり」が開かれる。
つつじ山は五・五ヘクタールの斜面に一万本以上のヤマツツジが自生する名勝。花は今月中旬に開花し、山裾の木から山頂に向けて順に色付いてきている。
山では六~七年ほど前から木の生命力が弱まり立ち枯れするツツジが目立ち始めた。美しい景観を残そうと地元の有志が二〇〇八年、大平つつじ山保存会を結成。毎年草刈りや肥料まきなどの作業を続け、徐々に開花する木を増やしている。
二十二日に家族でつつじ山を訪れた同町野原の岡田利治さん(86)は「毎年赤い花を眺めるのが楽しみ。まだつぼみもあるので、来週も来てみたい」と話していた。
まつりは保存会などでつくる実行委員会が主催。地元の和太鼓団体の演奏やソーラン踊りチームの演技、餅まきのほか、大紀森林組合による木工教室などがある。
問い合わせは町商工観光課=電0598(86)2243=へ。
ソース(中日新聞)
[0回]
PR