鳥羽市国崎町の国崎旅館組合は30日、女性の幸せを願うアワビ料理「プリンセスプラン『あわ美(び)のこころ』」を、1泊2食付き1人1万5000円から提供を始めると発表した。昨年3月の東日本大震災以降、宿泊客が落ち込んでおり、アワビをふんだんに使った料理で客の増加に期待を寄せる。
国崎町は約60人の海女が暮らし、特産のアワビを伊勢神宮に献上している。貝類の中で最もおいしいとされ、特に妊婦が黒、赤のアワビを食べると、目のきれいな子どもが生まれると言い伝えられている。
「あわ美のこころ」料理は言い伝えに習い、黒、赤のアワビをメーンにアワビを使ったメニュー5品を含む12品をそろえた。メーン料理は丸焼きか刺し身の2種類の食べ方が選択できる。
7月末まで加盟の6旅館で提供。予約は2人以上。奥田一男組合長は「女性客を取り込むため、これまでの『あわび御膳』をさらに豪華にした」と話している。問い合わせは国崎旅館組合(0599・33・6052)。
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