伊勢市の伊勢神宮内宮で二十八日、春季神楽祭が始まった。
舞楽(ぶがく)公開では四十六年ぶりとなる「還城楽(げんじょうらく)」が、
神苑(しんえん)の特設舞台で披露された。
還城楽は見蛇楽(げんじゃらく)とも呼ばれ、
中国西方の人が見つけたヘビを捕まえて喜ぶ姿を模した舞と伝えられている。
赤を基調とした古式の装束と勇猛な面を付けた舞人が舞台に登場。
左手にとぐろを巻いた木製のヘビ、右手に赤いばちを持ち、
雅楽演奏に合わせて両手を振り上げるなど勇壮に舞った。
舞楽公開では還城楽のほか、遊び戯れるチョウを表した
「胡蝶(こちょう)」など計四演目を上演。三十日まで、
毎日午前十一時と午後二時からの二回、披露される。
雨天時は参集殿能舞台で午前十一時からの一回のみとなる。
神楽祭に合わせ、江戸時代に神宮神職の図書館兼学問所だった
内宮前の国史跡「林崎文庫」も三十日まで、午前十時~午後三時に公開している。
ソース(
中日新聞)
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