
鳥羽市内の4施設のイメージに合わせてつくられた香り=同市の鳥羽商工会議所で
写真=中日新聞
鳥羽商工会議所は、鳥羽市の旧市街地にある四つの歴史文化施設の
イメージに合わせ、施設ごとの香りをつくったと発表した。
各施設入り口にアロマオイルを置き、違いを楽しむ「香りめぐり」を
してもらいながら、一帯を歩く観光客増につなげたいとしている。
女性職員のアイデアで取り組み、
埼玉県新座市の香りのデザイン研究所、吉竹利文所長(58)に
香りづくりを依頼。
各施設のイメージに合わせ、ハーブやシナモン、ローズマリーなどを
調香した。
歴史文化施設は、風俗研究家岩田準一の旧邸を改装した
「鳥羽みなとまち文学館」、薬屋を営んだ広野家住宅(国登録有形文化財)を
改装復元した「鳥羽大庄屋かどや」、
明治時代の詩人伊良子清白の家、鳥羽ガイドセンター「門野幾之進記念館」。
このうち門野幾之進記念館は、福沢諭吉に師事した門野氏をイメージし、
十九世紀のオーデコロンと同じ処方で材料を調香、
モダンさを表現したという。
香りめぐりに合わせ、商議所では四施設のスタンプラリーを開始。
全館のスタンプを集めた観光客らには、同市鳥羽一の「手作り工房きらり」で
市木・ヤマトタチバナの香りの小物をプレゼントする。
スタンプラリーの台紙となるパンフレットは一万冊を用意し、
各館や鳥羽駅で配布している。
問い合わせは、
同商議所=電0599(25)2751=へ。
ソース(中日新聞)
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