十四日に東京である鳥羽市の観光PRイベントに参加するため、
海女姿で上京する地元女性百人超のキャラバンの結団式が
九月三十日、市民文化会館で開かれた。
女性らは本番同様の磯着や腰巻きの姿で臨み、気勢を上げた。
市の公募に応じた十七~七十二歳の女性百四人は当日、電車や新幹線、
地下鉄を乗り継ぎ、鳥羽から名古屋経由で東京へ。
都内の六本木ヒルズアリーナで開くイベントでは、
伊勢エビの干物といった郷土料理の振る舞いや、
海女文化の紹介など来場者の対応に当たる。
一連の事業は、市が伊勢神宮の式年遷宮にちなんで企画した。
地元の海女文化や豊富な海産物を前面に出し、誘客を図る。
海女の衣装は応募者を個々に採寸して用意した。
当日は出発段階から着てもらい、道中でも宣伝につなげる。
式には、海女姿の六十八人が出席。
隊長に任命された海女で大学生の中川静香さん(22)が
「東京で鳥羽のPRをいっぱいしてきます。
美人が百人集まったと聞いているので効果は抜群」と
ユーモアを交えてあいさつ。
木田久主一市長とともに全員で拳を突き上げ、意気込みを示した。
ソース(中日新聞)
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