
写真=中日新聞
主にユーラシア大陸に生息する渡り鳥「ヤドリギツグミ」=写真、清水勝海さん提供=が、昨年末から紀宝町で目撃されている。本来の生息地ではない場所に飛来した迷鳥で、国内での飛来確認は五例目とみられる。
ヤドリギツグミは、欧州やアフリカ北部からロシアのバイカル湖近辺に分布し、冬は南方に移動する。鳥類に関する研究論文集「strix」の二〇〇二年号によると、これまで名古屋市(一九八四年)、石川県輪島市沖の舳倉島(へぐらじま)(九九年)などで確認されている。
紀宝町では井内(いない)地区で昨年十二月十七日、熊野市の日本野鳥の会三重の理事中井節二さん(60)が体長約二八センチの一羽を発見した。その後も相野谷小学校周辺の田んぼにとどまっており、全国の愛鳥家が連日カメラを持って詰め掛けている。
中井さんは「国内での滞在では恐らく最長記録。地元は田植えの時期なので、農作業の邪魔にならないよう遠くから見守りたい」と話していた。
ソース(中日新聞)
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