
写真=中日新聞
津市美杉町三多気(みたけ)の名勝「三多気の桜」で十二、十三の両日開かれる桜まつりに合わせ、最寄りのJR名松線伊勢奥津駅前に開設したばかりの市観光案内交流施設「ひだまり」でも、桜のPRに一役買っている。
この施設は、美杉地域の情報発信と住民の憩いの場を兼ね、一日にオープン。市から運営を委託された「伊勢本街道を活かした地域づくり協議会」のメンバーが常駐し、観光ガイドや特産品販売をしている。
広さ九十平方メートルの館内には、水が張られた棚田に映り込む三多気の桜や、伊勢奥津駅-家城駅間で災害復旧工事が進んでいる名松線の沿線風景を写真パネルで展示。訪れた人たちには、桜まつりのチラシや会場案内図を配って、見どころを紹介している。
協議会の坂本偉(まさる)さん(75)は「三多気の桜は本数も多く、美しい山里の景観を見せてくれる。名松線の運行再開も見据え、美杉の良さを発信して盛り上げたい」と話している。
三多気の桜はヤマザクラを中心に、山あいを抜ける桜並木が真福院まで一・五キロ続き、「日本さくら名所百選」にも選ばれている。桜並木の麓付近はほぼ満開となり、来週以降も見頃が続きそうだ。
桜まつりでは、細い棒を使った地域伝統の餅つき「千本つき」が営まれるほか、バザーやカラオケ大会もある。まつり期間中は周辺への車の乗り入れが規制され、三多気の桜の東三キロにある市の運動施設、フットパーク美杉からシャトルバスを運行する。問い合わせは、津市役所美杉総合支所=電059(272)8085=へ。
ソース(中日新聞)
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