中部電力がかつて南伊勢町と大紀町にまたがる所有地に建設を
計画していた芦浜原発について、南伊勢町の小山巧町長は
二十日の町議会定例会の一般質問で、町内の元計画地を無償で
町に寄付するよう中電に申し入れたが、断りの趣旨の回答が
あったことを明らかにした。
町によると、計画地は約二百四十ヘクタールで、このうちの
四割弱が南伊勢町側。
原発立地計画は二〇〇〇年に白紙となったが、土地は引き続き
中電が所有している。
小山町長は「四月十七日に津市の中電三重支店を訪ねて申し入れた。
『土地をどう使うか決めていないが、土地を手放す考えはない』と
の回答だった。
有償でとも申し入れたが、同じ回答だった」と説明し、
「町内に原発立地はさせないという姿勢は変わらない」とした。
今後について、小山町長は報道陣に「情勢の変化を見極めて、
対応を探っていきたい」とした。
中電は「計画地は一団の土地であり、引き続き活用策を検討している」と
コメントした。
ソース(
中日新聞)
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