夏至の日の二十一日未明から早朝にかけて、伊勢市二見町江の二見興玉神社で
夏至祭のみそぎがあった。
全国から集まった男女約三百人が、夫婦岩の前で海に漬かり身を清めた。
祭典を終えた午前四時すぎから、境内で、ふんどしやみそぎ着に鉢巻き姿の
参加者らが、歌や掛け声に合わせて船をこぐ「鳥船」の運動を繰り返して体を
温めた。
日の出の時刻が近づくと次々と海に入り、東の空と夫婦岩を臨んで、
はらい言葉を唱えた。
太陽が一年で最も高く昇る夏至の時期は、雲がなければ夫婦岩の二つの岩の
間から朝日を拝めるが、あいにくの雨でかなわなかった。
同神社によると、この日の水温は二十五度。友人二人を誘って初めて参加した
という大阪府東大阪市の自営業筒井まどかさん(49)は、
「水は温かくて気持ち良かった。太陽は雲の上から照らしてくれていた」と、
晴れやかな表情で話した。
ソース(
伊勢新聞)
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