井村屋グループ(津市)が三重県松阪市嬉野新屋庄町(にわのしょうちょう)に
新設したようかん専用工場の竣工(しゅんこう)式が十七日、現地であった。
工場は食用油を生産している辻製油本社の敷地内に設けた。
一年前までマーガリンを製造していた鉄筋二階建ての千平方メートルの建物を借り、
約五千万円を投じて整備。
三重県津市の工場から生産ラインを移して生産の拡大と効率化を図る。
五年後までにようかん部門の年間売り上げを二十五億円と現状の約三・五倍を目指す。
稼働は七月から。
井村屋は創業時からようかんを作り続けてきた。
最近では、防災用に長期保存ができる「えいようかん」や、
運動時にカロリー補給ができる「スポーツようかん」など特色ある商品を展開。
新工場では辻製油と技術連携をし、果物や野菜のエキスを入れるなど新商品開発にも
力を入れる。
竣工式後の記者会見でグループの浅田剛夫(たけお)社長は三重県松阪市が
井村屋の創業の地であることに触れ「井村屋のスタート地点である松阪から、
ようかんをアジアを中心に世界に広めていきたい」と意欲を込めた。
ソース(
中日新聞)
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