三重県鳥羽市の離島で十八日、伊勢エビ漁が例年より二日遅れで解禁となり、
答志島の答志地区と和具浦地区、菅島の三カ所で初水揚げがあった。
早朝から漁船が戻って来た鳥羽磯部漁協答志支所では、
威勢の良い伊勢エビに市場が活気づいた。

【水揚げしてきた伊勢エビを大きさで分ける漁師=鳥羽市答志町で】
三重県内の伊勢エビ漁は十月一日解禁だが、離島では周辺の水温が
早く下がるため、例年は十六日が解禁日。
今年は台風18号の影響で同時期に漁に出られず、この日が初水揚げとなった。
沖で網から伊勢エビを外して戻った漁師らは、ギイギイと鳴きながら
跳ねる伊勢エビを手際よく大きさ別に分け、職員が重さを確認していた。
鳥羽磯部漁協答志支所では、三十軒で計約五百二十四キロの水揚げがあった。
鳥羽磯部漁協答志支所の中村幸平運営委員長(65)によると
「大潮の時期なので潮の流れが速く、思っている場所に網が入れられないし、
台風の後の水潮も心配したが、去年の初日より多く上がった」と、話していた。
三地区合わせた初日の伊勢エビは、約五十軒で約八百九十キロ。
高値は一キロ当たり四千二百円余だった。
鳥羽市の離島のうち、神島は海の状況により、初水揚げは十九日。
ソース(伊勢新聞)
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